座ったまま寝る状態に潜む健康リスクやデメリットとは?対策や注意点を解説

「座ったままで寝る機会が多い…」
「座ったままで寝るといつも体調を崩す…」
このような悩みを抱えていませんか?
座ったまま寝る状態は体に大きな負担がかかり、体調を崩してしまう原因につながります。座ったまま寝てしまう状態に潜むデメリットを知らずに続けると、体調を崩すだけでなく最悪命に関わってしまう可能性があるため、注意が必要です。
そこで本記事では、座ったまま寝る状態に潜む健康リスク・デメリットを解説します。
座ったまま寝る悪習慣から抜け出すための具体的な対策や注意点を含めて解説しているので、参考にしてみてください。
「Sleep Well While Standing 〜 立ったまま最高の休息を」
個々のパフォーマンスアップには「睡眠」が特に重要であり、仮眠なら手軽に取り入れることができるのではと、これまで世界に存在しなかった「立ち寝」に着目し、2023年8月立ったまま寝る仮眠ボックス「giraffenap(ジラフナップ)」を製品開発。
目次
知らぬは危険!座ったまま寝るに潜む健康リスク

座ったまま寝るという状態は、体に大きな負荷を与えており、さまざまな健康リスクが潜んでいます。
たとえば、体を横にして寝ている状態は、接地面に体の重さを分散させているため、体に負荷がかかりにくいです。座ったままの状態は首が左右前後に傾きやすく、首に負担がかかって筋肉の緊張やコリを引き起こします。
ほかにも長時間同じ姿勢でいると、足の静脈の血流が滞ってしまい、血栓ができやすくなります。
座ったまま寝る状態は、さまざまな健康リスクがあるため、できるだけ避けるようにしましょう。
座ったまま寝ることで起こる5つのデメリット

座ったまま寝ることで起こるデメリットは、5つあります。
- 首・肩・背中の痛み
- 姿勢が悪くなる
- 呼吸が浅くなる・深い睡眠が取れない
- 消化不良や胃もたれ
- エコノミークラス症候群
それぞれのデメリットについて解説していきます。
首・肩・背中の痛み
座ったまま寝てしまうと、首や肩、背中に痛みを感じる可能性があります。
座った姿勢だと、重たい頭を首や肩だけで支えている状態になるため、長時間同じ姿勢が続くと筋肉が緊張して痛みが出やすくなります。
たとえば、オフィスで仮眠を取る際に、机などに肘を置かず、座ったまま長時間寝てしまうと、首や肩に痛みが現れやすいです。
座ったまま寝続けてしまうと体のさまざまな部位が痛くなる可能性があるため、注意してください。
姿勢が悪くなる
座ったまま寝ると、姿勢が悪くなるという点がデメリットとしてあげられます。
背もたれに頼りすぎていたり、前かがみになった状態で寝たりすると、背骨が不自然に湾曲してしまい、姿勢が悪くなる原因につながります。
また、座ったまま寝る状態が長期的に続いてしまうと、反り腰や巻き肩などの姿勢の癖が定着してしまい、さらに体調の不良につながってしまうケースも多いです。姿勢を悪くしないためにも、座ったまま寝る状態はなるべく避けるようにしましょう。
呼吸が浅くなる・深い睡眠が取れない
座ったまま寝るデメリットとして、呼吸が浅くなる・深い睡眠が取れないという点があげられます。
座って寝ている状態は背中が丸くなってしまい、肺が広がりにくく呼吸が浅くなる場合があります。
また、体がリラックスしていない状態になるため、深い眠りに入りにくいです。深い睡眠が取れない状態は脳や体の疲労も回復しにくく、睡眠の質が低下しやすい傾向にあります。
消化不良や胃もたれ
座ったまま寝てしまうと、前かがみになってしまい、お腹が圧迫されて胃腸の働きが弱まりやすいです。とくに、食後に座った状態で寝てしまうと、消化が妨げられるため、消化不良を起こしやすいでしょう。
たとえば、昼にラーメンを食べたあと、椅子でうたた寝をしてしまった場合、起きたときに胃がムカムカする胸焼け状態になりやすいです。
座って前かがみで寝ることで、胃酸の逆流や消化機能の低下が起こるため、食後に座ったままで寝るのは避けるのがおすすめです。
エコノミークラス症候群
長時間座ったままで寝ると、エコノミークラス症候群になってしまう恐れがあります。
エコノミークラス症候群は、座った状態で長時間足を動かさないと起こりやすく、足の静脈に血の塊「血栓」ができ、血栓が肺に詰まると肺塞栓症を起こす可能性があります。
たとえば、出張や旅行などで飛行機や夜行バスを利用し、6時間以上動かずに座ったまま寝ていると、到着後に足が腫れたり呼吸が苦しくなるケースがあるため、注意しましょう。
座ったまま寝る悪習慣から抜け出すための具体的な対策
座ったまま寝る悪習慣から抜け出すための具体的な対策は、4つあります。
- 短時間で効果的な「正しい仮眠術」を身につける
- 質の良い睡眠を確保するための夜の習慣の見直し
- 休憩時間の賢い使い方:簡単なストレッチや気分転換
- 職場環境でできる工夫:仮眠スペースの活用
それぞれの対処法について解説していきます。
短時間で効果的な「正しい仮眠術」を身につける
座ったままで寝る状態を避けたい場合は、短時間で効果的な正しい仮眠術を身につけましょう。
仮眠は15~20分の短い仮眠が理想的で、座った状態でも頭を机に固定してリラックスできる状態を作る必要があります。
30分以上寝てしまうと、深い眠りのステージに移行してしまうため、無理やり起きた際に脳や体が疲労してしまう可能性が高いです。また、静かで暗めの環境を作り、アイマスクや耳栓を活用する方法もおすすめです。
質の良い睡眠を確保するための夜の習慣の見直し
座ったまま寝てしまう状態を避けるためには、質の良い睡眠を確保するために、夜の習慣を見直しましょう。
夜の睡眠の質が悪いと、昼間に眠気が訪れやすく、座ったまま寝てしまう状態に陥ってしまうケースも少なくありません。
夜の習慣を見直したい場合は、以下のポイントを意識しましょう。
- 就寝30分前にはPCやスマホを使用しない
- 就寝の90分前には入浴を行い、体温を上げる
- 起床時間と睡眠時間を休日含めて固定する
- 寝室は暗く静かで過ごしやすい環境に整える
- 枕やマットレスなどの寝具にこだわる
夜の睡眠の質を高め、昼の仮眠と組み合わせることで効率よく眠気を解消できるでしょう。
休憩時間の賢い使い方:簡単なストレッチや気分転換
座ったまま寝る悪習慣を避けるために、休憩時間を使って簡単なストレッチや気分転換をしましょう。
座ったまま寝てしまう原因は、体の血流の悪さや脳の疲労の蓄積があげられます。ストレッチや気分転換で体を動かすことにより、血行を促進させて眠い状態を避けやすいです。
ほかにも、外の空気を吸って脳に新鮮な酸素を取り入れてあげることで、眠気を解消しやすいです。
職場環境でできる工夫:仮眠スペースの活用
座ったまま寝る悪習慣の対策として、仮眠スペースの活用があげられます。
たとえば、使われていない会議室がある場合は、仮眠室として開放し、従業員が休みやすい環境を構築すると良いでしょう。
仮眠スペースを活用して正しい仮眠を取ることにより、昼間の眠気を上手にコントロールできるため、仮眠スペースの設置はおすすめです。
座ったまま仮眠を取るときに気をつけたいこと

どうしても座ったまま仮眠を取らなければならない場合は、体への負担を最小限にしましょう。
体への負担を最小限にする方法では、以下の4つがあげられます。
- 首と頭のサポートを確保
- 足の血流を妨げないようにする
- 仮眠の時間をコントロールする
- 体を冷やさないようにする
たとえば、ネックピローやU字クッションなどを活用すると、首の負担を軽減できます。ほかにも、足を組まないようにし、膝を圧迫しない姿勢を意識しましょう。
また、仮眠前にコーヒーや緑茶などの少量のカフェインを摂取すると、起きるタイミングで覚醒作用が期待できます。
まとめ
座ったまま寝る状態は、さまざまなデメリット・リスクが潜んでいます。
座ったまま仮眠を取らないといけない場合は、頭や首の負担を最小限にするようにし、仮眠時間をコントロールしましょう。
体の負担は心身の疲労を蓄積しやすくさせるため、寝るときの姿勢を意識してみてください。
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