寝ても寝ても眠いときに考えられる4つの原因とおすすめの対処法・予防策を紹介
「寝ても寝ても眠い」「寝ているはずなのに眠気が取れずに集中できない」
上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
寝ても寝ても眠いと感じる状態は、さまざまな原因が考えられます。
本記事では、寝ても寝ても眠いときの原因や対処法・予防策について解説していきます。
仕事や勉強の集中力が切れてしまうと悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
「Sleep Well While Standing 〜 立ったまま最高の休息を」
個々のパフォーマンスアップには「睡眠」が特に重要であり、仮眠なら手軽に取り入れることができるのではと、これまで世界に存在しなかった「立ち寝」に着目し、2023年8月立ったまま寝る仮眠ボックス「giraffenap(ジラフナップ)」を製品開発。
目次
寝ても寝ても眠いときに考えられる4つの原因
寝ても寝ても眠いときに考えられる原因は、以下の4つです。
- 睡眠環境による影響
- 過眠症による影響
- ストレスによる影響
- 女性ホルモンによる影響
それぞれの原因について解説していきます。
睡眠環境による影響
寝ても寝ても眠いときは、睡眠不足をはじめとした睡眠環境による影響が考えられます。
たとえば、睡眠時間を短くしてしまうと、脳が削られた睡眠時間を補おうと眠気の原因となる脳波を分泌します。
また、枕の高さがあわなかったり、マットレスの質があわなかったりする場合は、十分な睡眠を取れず、寝不足になってしまうケースも少なくありません。
他にもカフェインの摂取や寝る前のスマホ・PC操作を行ってしまうと、脳が覚醒状態になるため、なかなか寝付けずに睡眠不足になってしまう場合があります。
寝ても寝ても眠いと感じる場合は、快適な睡眠を行える環境になっているか、適切な睡眠時間を確保できているか考えてみましょう。
過眠症による影響
十分な睡眠時間を確保しているのにも関わらず、日中に耐えられないほどの眠気が訪れる場合は、過眠症による影響が考えられます。
過眠症には、ナルコレプシー・特発性過眠症・反復性過眠症などがあり、10代から20代が発症しやすいです。
強い眠気を伴い、居眠りするような状況でなくても眠ってしまう「睡眠発作」が定期的に訪れる場合は、過眠症の可能性があります。
日中の眠気で生活に支障が出る場合は、精神科や心療内科・睡眠外来を受診してみましょう。
ストレスによる影響
寝ても寝ても眠いときは、ストレスによる影響も考えられます。
たとえば、睡眠前にイライラするようなことが起きた際に、内容が気になりすぎてなかなか寝付けないという睡眠不足の状況を招いてしまう経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
ストレスは自律神経を刺激するため脳が興奮状態になり、眠気を妨げてしまう可能性があります。
睡眠を行う際にはリラックスした状態が好ましいため、イライラすることがあった際には、事前にストレス発散やリラックスできることをするのがおすすめです。
女性ホルモンによる影響
女性の場合は、月経や妊娠、更年期などタイミングで女性ホルモンの影響から眠くなる可能性があります。
たとえば排卵後から月経までの間は、女性ホルモンが分泌されて体温が上昇するため、眠くなりやすいです。
他にも閉経の前後5年はホルモンバランスが乱れやすく、睡眠が不安定な状態になり寝ても寝ても眠いという状況を招きやすい傾向にあります。
女性はホルモンバランスによる影響から眠くなる可能性があるため、月経や妊娠・更年期のタイミングは注意が必要です。
しっかり寝ても眠い、日中の眠気に耐えられない場合は病気の疑いも
しっかりと睡眠時間を確保しているのにも関わらず、日中の眠気に耐えられない場合は病気の可能性があります。
男性と女性によって疑われる病気が異なります。
それぞれどのような病気が考えられるか解説していくので、参考にしてみてください。
【男性編】寝ても寝ても眠い場合に疑われる病気
男性が睡眠時間を確保しているのにも関わらず、日中に強い眠気を感じる場合は、以下のような病気の可能性があります。
- ナルコレプシー
- 睡眠時無呼吸症候群
- 特発性過眠症
- 反復性過眠症
- パーキンソン病や甲状腺機能低下症などのから引き起こる過眠症
- 薬のせいで起こる過眠症
- うつ病などの精神疾患
たとえば、睡眠時に呼吸が止まってしまうときがある睡眠時無呼吸症候群は、睡眠の質が悪くなりやすく、睡眠不足を招いてしまうケースが多いです。
またうつ病などの精神疾患を抱えている場合は、さまざまなことが気になってしまい、なかなか寝付けずに睡眠不足になりやすい傾向があります。
日中に強い眠気が訪れる頻度が多い男性は、かかりつけ医に相談してみましょう。
【女性編】寝ても寝ても眠い場合に疑われる病気
寝ても寝ても眠い状態が続く女性は、以下の病気や原因が考えられます。
- ナルコレプシー
- 睡眠時無呼吸症候群
- 特発性過眠症
- 反復性過眠症
- パーキンソン病や甲状腺機能低下症などのから引き起こる過眠症
- 薬のせいで起こる過眠症
- うつ病などの精神疾患
- 妊娠
- 月経前症候群
- 更年期障害
女性は男性と異なり、妊娠や月経前症候群による影響で日中に強い眠気が訪れる場合があります。
たとえば月経前症候群は、月経前の3〜10日間続く精神的または身体的な症状です。(※)
「生理前はイライラしてしまいがちで、なかなか寝付けない」という状態の方は月経前症候群による影響から睡眠不足を招き、日中の強い眠気の原因になっている可能性があります。
妊娠や月経前症候群、更年期障害とは異なる場合は、違う病気の可能性があるため、心療内科や睡眠外来などの医師に相談してみてください。
(※参照:日本産婦人科学会)
寝ても寝ても眠い場合におすすめの対処法
睡眠不足や病気などのさまざまな影響から日中に強い眠気が訪れる場合は、以下の3つの対処法がおすすめです。
- カフェインの摂取を行う
- 部屋の換気を行う
- 適度な運動を行う
眠いときの対処法についてそれぞれ解説していきます。
カフェインの摂取を行う
日中に強い眠気が訪れる場合は、コーヒーやエナジードリンクなどのカフェインが含まれる飲み物を摂取してみましょう。
カフェインには覚醒作用成分が含まれており、脳を活性化させてくれます。
ただし、カフェインを含む飲み物を摂取後すぐに効果が現れるわけではなく、摂取後30〜120分の間に覚醒作用が期待できます。
そのため、カフェインの摂取を行う場合は、少し眠気を感じたタイミングで摂取を行うと、日中の強い眠気を防ぐことが可能です。
部屋の換気を行う
寝ても寝ても眠い場合は、窓やドアを開けて換気を行い、部屋に新鮮な空気を取り入れるようにしましょう。
脳に新鮮な空気を与えるだけで、脳の働きが良くなる上に眠気が覚めやすいです。
他にも、仕事をしている部屋から出て、5〜10分程度散歩を行うだけでもリフレッシュできます。
日中に強い眠気が訪れる場合は、部屋の換気を行い脳をリフレッシュさせてみてください。
適度な運動を行う
寝ても寝ても眠いと感じる場合は、3〜10分程度の運動がおすすめです。
筋肉を動かすことにより、交感神経を刺激できるため、目が覚めやすい傾向があります。
背伸びをしたり足をクロスして床に手がつくように伸ばすストレッチを行ったりするだけで、交感神経を刺激できます。
日中の眠気を解消したい場合は、3〜10分の運動を行い眠気を解消してみましょう。
寝ても寝ても眠い状況を回避する4つの予防策
事前に予防法を実施しておくと、寝ても寝ても眠い状況を回避できます。
日中の強い眠気が訪れる方におすすめの予防策は、以下の4つです。
- 睡眠環境にこだわる
- 睡眠時間を確保する
- 生活リズムを意識する
- 仮眠を取る
それぞれの予防法について解説していきます。
①:睡眠環境にこだわる
寝不足気味だと感じる機会が多い方は、睡眠環境にこだわってみましょう。
たとえば枕や布団、マットレスなどを変えるだけで睡眠の質が良くなる場合も多いです。
また、すぐにできる方法では、睡眠前のお風呂や就寝時に音楽をかける方法もおすすめです。
お風呂は寝つきを良くするために、38〜40℃のぬるめのお湯にしてください。
40℃以上のお湯は交感神経を刺激してしまい、心身ともに興奮状態に陥ってしまいます。
興奮状態は睡眠をしたくても取れない状況を招きやすく、睡眠不足になりやすいため、38〜40℃のぬるめのお湯に浸かって眠るようにしましょう。
さらに睡眠時にリラックスできるような音楽をかけておくと、気持ちが落ち着いて寝つきが良くなります。睡眠環境にこだわり、睡眠不足の解消を目指してみてください。
②:睡眠時間を確保する
寝ても寝ても眠い状態の予防策として、睡眠時間の確保ができるようにスケジュールを立てるのがおすすめです。
睡眠時間のスケジュールを立てずに過ごしてしまうと、ついつい寝る前にスマホやPCを触ってしまう方が少なくありません。
スマホやPC・テレビなどの液晶はブルーライトを発し、人が眠たくなるホルモン「メラトニン」の分泌を抑制してしまいます。
睡眠時間の確保を中心としたスケジュールを立てることで、睡眠不足に陥る環境を避けられるため、日中に強い眠気が訪れる方は睡眠時間を意識したスケジュールを立ててみてください。
③:生活リズムを意識する
寝ても寝ても眠いと感じる場合は、生活リズムを意識してみましょう。
たとえば、夜の睡眠は0時から7時半までと決めた場合は、継続できるように意識した生活を送りましょう。
生活リズムが乱れてしまうと睡眠の質が低下するだけでなく、睡眠不足から日中に強い眠気が訪れる場合があります。
生活リズムを整えて睡眠時間を確保できる環境を作りましょう。
④:仮眠を取る
オフィスなどでできる予防法として、昼休憩時に15〜30分程度の短い仮眠を取るのがおすすめです。
人の生体リズムは12時間周期と24時間周期があり、夜の0時に睡眠をとった場合はお昼の12時に眠くなりやすいです。
自ら積極的に仮眠を取ることは積極的仮眠「パワーナップ」と呼ばれており、近年パフォーマンスを高める仮眠として注目を集めています。
実際にNASAが行った研究によると、26分の仮眠を取ったパイロットはパフォーマンスと注意力が34%、反応時間が16%改善されたことが報告されています。
ただし、30分以上の仮眠は深い眠りに入ってしまい、パフォーマンスを下げてしまう可能性があるため、15〜30分程度の短い仮眠にしましょう。
まとめ
寝ても寝ても眠い原因は、睡眠不足や睡眠環境などの睡眠の質が関係している場合が多いです。
昼食後に眠気が訪れる場合は、ストレッチをおこなったり部屋の換気をおこなったりすると、日中の強い眠気を解消できます。
また、昼食後の昼休憩時に15〜30分程度の短い仮眠を取ることで、生体リズムを整えられるだけでなく眠気を解消してパフォーマンスを高めることが可能です。
日中に強い眠気が訪れる場合は、対処法や予防法を実施してみてください。
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